ラムサール条約

らむさーるじょうやく(英:Ramsar convention)

ラムサール条約とは、1971年にできた国際環境条約の先駆け的な存在で、水鳥が生息する湿地の保全のための条約。ラムサール条約の正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。条約が採択されたイランの町名にちなんでラムサール条約と呼ばれる。

締約国が国際協力により湿地の保全や賢明な利用(ワイズユース=wise use)を進めることが目的。締約国には、国際的に重要な湿地の登録や、登録地の保全と国内湿地の適正利用促進計画の作成、湿地管理者への研修の促進、国際協力の推進などが求められる。1971年採択、1975年発効。
締約国数は144カ国、登録された国際的重要湿地数は1,420件(2005年2月現在)。日本は1980年に署名した。
同条約では、対象とする湿地を「天然か人工か、永続的か一時的か、滞水か流水か、淡水、汽水、鹹水かを問わず、沼沢地、湿原、泥炭地または水域をいい、低潮時の水深が6mを超えない海域を含む」と定義している。
ユネスコ(UNESCO、国連教育科学文化機関)が管理登録機関であり、日本でも釧路湿原を始めとし、2005年9月現在で13カ所が登録されている。1993年には釧路で条約締約国会議が開催されている。


社会起業大学(社会的起業用語集)2019/03/29 転載