トリブチルスズ

とりぶちるすず(英:Tributyltin)

トリブチルスズとは、代表的な有機スズで14種の化合物が存在。トリブチルスズの略称TBT。

<トリブチルスズと環境汚染>
トリブチルスズは、殺菌や汚れ防止等の作用を持ち、かつては船底塗料や漁網防汚剤などに広く用いられた。TBTOを除き蓄積性は低いが難分解性で、成長阻害などの毒性があり、国内でTBTOが化学物質審査規制法の第1種特定化学物質に指定されて製造・輸入が禁止された。また、他の13物質も、同じ有機スズ化合物で殺菌剤にも使われたトリフェニルスズ類(7種)とともに第2種特定化学物質に指定された。行政指導や業界の自主的な自粛で現在では外航船を除き使用されていないといわれるが、国外でも大型船には使用されている。加えて、日本の沿岸部に生息するイボニシなどの巻貝に見られる雄化の原因物質として強い環境ホルモン作用が認められ、早急な対応が求められている。


社会起業大学(社会的起業用語集)2019/03/29 転載