栄養所要量

えいようしょようりょう(英:Dietary requirement)

栄養所要量とは日本人が健康を保つために必要なエネルギーおよび各栄養素の標準的な摂取量を示すもの。具体的には、年齢や性別に応じて一日当たりに必要なエネルギーや各栄養素について、それぞれの数値を求めたもので、学校給食や栄養指導の現場はもちろん、バランスのとれた食事の献立づくりの基準として、幅広く用いる。

<栄養所要量の歴史>
「日本人の栄養所要量」は、昭和44年にはじめて策定された。経済の高度成長に伴って所得水準が向上してきたとはいえ、まだまだ栄養不足が目立つ時代だったので、栄養素の欠乏症予防の目的でつくられた。その後も、5年ごとに時代に応じた改定を重ねてきたが、第六次改定では、過剰摂取への対応を意識した内容に大きく転換された。この背景には、「飽食」の時代を反映して、肥満や糖尿病などの生活習慣病がまん延し、食生活と健康のかかわり合いがクローズアップされてきたことがあげられる。そこで栄養素が過剰になったり、特定の栄養素に偏ることがないよう、今回はビタミン7項目とミネラル11項目に、摂取量の上限値が設けられた。また、ビタミンとミネラルの所要量を新たに13項目増やすといった思いきった変更も行われた。


社会起業大学(社会的起業用語集)2019/03/29 転載