積立

つみたて(英:Funding)

ビットコインなどの仮想通貨の積立とは、毎月設定した金額分だけ仮想通貨を購入し、好きな時期に売却できる取引方法のことを指します。仮想通貨の現物取引などと違い、積み立てて資産を構築していく定期預金のような仕組みです。

ビットコインなどの仮想通貨の積立を行う際には、利用者が積立を行う予算以上の金額を引き落とし先の銀行口座に入金する必要があり、銀行やクレジットからの送金手数料や積立手数料が購入費用に含まれます。

毎月自動的に仮想通貨の購入が継続されますが、売却時期については利用者が任意で決める事が可能です。また、売却せずに保有し続ける事や、仮想通貨取引に利用することもできます。

仮想通貨の積立時の決まりとして、円換算で購入するよう設定されています。たとえば、ビットコインを100円分毎月購入した場合、ある月のレートが1BTC=1,000円の場合は0.1BTC購入、翌月のレートが1BTC=500円に変動した場合、0.2BTC購入されます。つまりビットコインなど仮想通貨の積立は円を基準として積み立てているので、購入月のレートによって仮想通貨の購入量が変わるのです。

ビットコインなどの仮想通貨の積立では、利用者側は毎月入金手続きを行いますが、仮想通貨交換業者は入金された資金を日割りして積立投資を行います。

そのため入金額を毎月1万円と設定した場合、入金月の日数が31日としたら、1万円を31日で割って毎日仮想通貨を購入します。また、仮想通貨と円の価値は時々刻々と変化するので、その日のレートによって購入可能金額も変化します。

ビットコイン積立の仕組みを理解する上で、日割り計算は収益率を計算する場合には特に重要になります。ちなみに収益率とは、投資家が投資した資金に対して、どれだけのリターンが見込めるかをパーセンテージ化したものです。

ビットコインなどの仮想通貨の積立をするメリット
ビットコインなどの仮想通貨の積立をする最大のメリットは、ドルコスト平均法によるリスクを抑えた投資方法が可能であることです。

ドルコスト平均法とは、毎月一定の金額を一定期間継続して投資する方法で、ビットコイン積立の場合、毎月決まった金額の日本円をビットコインに換算して購入します。そうすると、仮想通貨の価格が上下しても円の購入金額は変化しないので、割高な相場で購入しても購入量を抑えることができます。また、割安の相場で購入した場合は、低価格で多くの仮想通貨を購入できるので価格が上昇した際により多くの利益が得られます。

ドルコスト平均法で積み立てていくと、長期上昇相場であった場合、平均購入価格を安く抑えられます。したがって購入コストを抑えながら利益幅を広げられるミドルリスクミドルリターンな投資といえます。

次に、感情による投資を排除し機械的な投資を続けることができるというメリットがあげられます。

積立以外の投資方法だと、自分の判断で購入を行わなくてはいけないため、「もっと割安で購入できるかもしれない」といった感情に揺さぶられて、取引のタイミングを間違えてしまうリスクがあります。そのため、仮想通貨投資にはさまざまな分析ツールを活用しながら各々の投資スキルを磨いていく必要があり、知識・経験を蓄積することが大切なので時間も掛かります。

その点ビットコインなど仮想通貨の積立の場合は、自動で積立購入を行うので自分の意思とは関係なく機械的に投資を進めることができます。したがって、感情に任せた投資をしなくてよいというメリットが生まれるのです。

ビットコインなどの仮想通貨積立のデメリット
初心者でもドルコスト平均法を活用した効率的な投資ができますが、デメリットもあります。自動積立サービスを利用するための購入手数料は、購入金額が高い程手数料率も上がるので手数料コストが高くなる場合があります。そして購入時の引き落としにも振替手数料が掛かる金融機関もあるので、1回の購入に掛かるコストが割高になるケースも存在し結果的に利益が減ってしまいます。

また、下落基調時の積立は損失を発生させるリスクがあります。下落によって平均購入価格が安くなることは、利益幅を広くさせる効果もありますが、下落基調が長く続いた場合に損失を抱えた状態で購入を続けることになります。損失を抱えた積立は、損失額を広げる投資になってしまうので利益を得られないばかりか、損失をカバーする事も難しい状況に陥ってしまうのです。

したがって、ビットコインなどの仮想通貨の積立をする際には、購入前に1年以上先を見据えた長期的な市場分析を行うことが大切です。

仮想通貨の積立は、毎月決まった金額でビットコインなどの仮想通貨を自動購入する投資方法です。ドルコスト平均法により投資タイミングのミスや心理的リスクを抑えることができるので、比較的安定的な投資を行うことが可能です。また、仮想通貨投資を行う時間がなく忙しい方にも、積立サービスの利用は適しているといえます。

ただし、長期的な下落相場とは相性がよくない傾向もあり、利用者自身が定期的に相場チェックをし、仮想通貨の投資に関するスキルアップをすることは欠かすことができません。


DMMビットコイン 用語集 2019/1/30 転載