オフチェーン

おふちぇーん(英:Off chain)

オフチェーンとは、ブロックチェーン上には記録されない取引のことを指します。通常、ビットコインの取引は全てブロックチェーンに記録されますが、ビットコインのブッロックチェーンでは一つのブロックをマイニングするのに約10分がかかる設定となっており、ブロック内に格納できる取引データ量も決まっているため、ビットコインの利用者が増えて取引量が多くなると、必然的に送金に時間がかかってしまうという問題が起こります。これがビットコインの抱えるスケーラビリティ(拡張性)の課題です。

また、ブロックチェーン上に取引を記録するためにはマイナーに手数料を支払う必要があり、多数の取引を記録するとそのぶんだけ多額に手数料がかかってしまうため、少額の決済(マイクロペイメント)に利用するのは現実的ではありません。

これらのスケーラビリティや手数料の課題を解決するために、全ての取引をブロックチェーン上に記録するのはやめて、ブロックチェーンの外(オフチェーン)で管理・取引を実行し、その最初と最後だけをブロックチェーンに記録するという発想がこのオフチェーン取引です。

オフチェーンは大きく分けて中央集権による取引と非中央集権による取引の2種類に分けることができます。前者の例としては仮想通貨取引所における取引が挙げられます。例えば取引所内におけるビットコインの送金やり取りは全て取引所内のネットワーク内で行われているため、ブロックチェーンには記録されていません。

また、後者の例としてはビットコインのライトニングネットワークやイーサリアムのライデンネットワークなどが挙げられます。これらは通常のブロックチェーン(レイヤー1)の上で行われるオフチェーンの取引として「レイヤー2」と呼ばれており、少額の送金を高速で行うことができる技術として注目されています。


HEDGE GUIDE 編集部 仮想通貨チーム 2019/1/22 転載